北九州市で粗大ゴミ、不用品、引越しごみの処分は便利屋でも大丈夫？

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私どもは、北九州市で引越しごみや不用品を、回収運搬し処分する事業を行っています

北九州市より許可を得ている不用品回収業者

今回はまれに無許可営業をされている「便利屋」さんを記事にしてみました

便利屋さんと言えば、色々な雑用事の悩みを解決してくれる頼もしい存在です。
便利屋さんの中には、粗大ごみの回収や引越しを請け負っている業者が大半だと思いますが、必要な許可を取らずに営業しているケースも見られます

廃棄物運搬業に必要な許可

北九州市の場合は、北九州市長が発行する一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です

許可を得るためには、車庫や事務所、トラック、財務状況、業務計画、管理者等の審査に合格する必要があります

許可を受けた後は、毎月の業務報告が義務付けられていて、半年ごとに環境局の立ち入り検査が有り、2年ごとに講習を受講します。

2年ごとに更新手続きが必要で、申請手数料を納付し、必要書類、納税証明書などを提出します

許可業者の車には、社名のペイントを施し運転席側にシールを貼り、許可証のコピーを携帯する義務があります

無許可の業者の多くは、後ろめたさがあるせいか、社名がペイントされていないことが多いようです

余談になりますが、引越しの場合は「運送業」の許可が必要で、車庫、休憩・睡眠施設、車両、自己資金、管理者などの審査があります

廃棄物の許可だけでは、引っ越し業務は出来ませんし、運送業の許可だけでは、

ゴミの回収は出来ません。また、後で出てきますが、古物商の許可では、引っ越しもゴミの回収も行えません

 

こんな便利屋は怪しい？

便利屋さんのチラシやホームぺージを見て

不用品処分や引越しを

「手伝います」

「代行します」

という濁した表現を使っている場合は、怪しいと思います。

媒体に許可番号を記載していない場合は無許可と思って間違いないと思います。アシスト北九の場合の許可番号は、北九一廃567号になります

ホームページに記載していますし、他の同業者も必ず記載しています

無許可の便利屋さんで行うことが出来るのは、荷物の移動、搬出までで、トラックに載せて運搬することは出来ません

ですので、

「提携業者と。。。」

という場合は、搬出作業作業までを行っているということになります。

古物商許可証と不用品回収

無許可業者の会社概要欄に古物商許可証を得ていることを明記していることが多いですが、不用品の回収業務に古物商の許可は不用です。

古物商の許可は、代表的なものでリサイクルショップの運営などで必要な許可になります。

お金を払って商品を買い取る事が出来るのが、古物商許可で出来ることで、お金をもらって、商品（ゴミ）を受け取ることは出来ません

廃棄物の許可が記載されていないのに、簡単な書類、費用もさほど掛からない古物商の許可を取得し、わざわざ表示しているのは、不当に顧客の信用を得ようとしているものに他なりません

同じく、遺品整理士というのも同じです。特殊なスキルを持ち合わせていますが、遺品整理士の仕事は、分別、仕分けなどが主な仕事で、不用品の回収や運搬は出来ません。

名義貸しや委託業務も危険

一般廃棄物は、廃棄物処理法により市町村ごとに処理することになっています。

ですので、他の市町村へゴミの持ち込み、持ち出しを行うと法で罰せられます

北九州市の許可しかもっていない場合は、市内でしか営業が出来ないのです

市内外の業者が、業務提携して委託する事があるようで、許可を持っている事業所は、委託をすることも、委託を受けることもありません。元受業者の方も、許可業者には業務提携の依頼は、通報されるのを恐れ依頼はしないはずです。サイトの会社概要を見て、市外、県外は要注意です

許可の名義貸しも禁止されています。軽トラでスピーカーをつけて営業している業者などで稀にあるようなので注意しましょう

トラブルの回避

許可業者にとって、許可の取り消し処分は死活問題になります。無許があるがゆえ、お客様からの要望も厳しいものになります

お客様とのトラブル

正しい処分場への搬入

設備などの管理

台帳の記録と提出

リサイクルへの取り組み

などにも気を使い、従業員への周知徹底、専門スキルの向上に努めています

金銭トラブルなどの被害にあわないよう、無許可業者の利用は控えましょう！

基本料金の他に搬出料金が必要です。お客様の方で、搬出して頂いた場合は、もちろん不要です